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山﨑建設株式会社代表の山﨑哲嗣です。

私は父も祖父も大工という家庭に生まれました。家の前には木造の大工小屋があり、かんな屑の散らばるその小屋が子供の頃の遊び場でした。学生時代は職人さんの現場作業を手伝いながら建築のイロハを学び、気がつけば社会人として建設業に就いていました。そして、2017年4月、山﨑建設株式会社の三代目として代表取締役に就任。その際に新しい企業理念を掲げました。

「建物の人生を築く会社。」

若い頃に父や祖父、職人さんから学んだのは「頼まれたことは断らずに一生懸命やる」ことであり、これを使命として仕事と向き合ってきました。しかし、人生100年時代となった今、お客さまはもちろん、建築に関わる全ての人を豊かにするためには、それだけでは不十分だと思うようになりました。

建物を依頼されるということは、お客さまの資金や土地などの有形の財産を預かることであり、同時にお客さまが描いた未来への想いという無形の財産を築くことです。建物がお客さまの人生を担うのならば、私たちには「建物の人生」を築く責任があるのではないでしょうか。

これからは、美しい建物をお渡しすることだけを目的とするのではなく、お客さまやご家族の幸せな人生を見据えながら、社員・職人・関係業者が一丸となって、この業界の可能性や価値を追求していきたいと考えています。大きな目標ではありますが、これが私の使命だと考え、企業理念にその想いを込めました。